平成９年８月、指定暴力団山口組の最高幹部だった宅見勝・宅見組組長（当時６１歳）ら２人が射殺された事件で、兵庫県警は5日、殺人容疑で元中野会（解散）系組長の財津晴敏容疑者（５６）を逮捕、6日には指名手配中に潜伏していた埼玉県狭山市南入曽のアパートを家宅捜索しました。
現場のアパートは西武新宿線入曽駅から北西に約３００メートルで、集合住宅などが並ぶ閑静な住宅街。部屋はいずれも６畳ほどのワンルームということです。
捜査関係者によると、狭山市のアパートに２、３年前から一人で入居しており、調べに対して「様々な所を転々とし埼玉に行き着いた」などと供述。部屋や水道の契約者は別の男性の名義だったということです。
また、逮捕当時、約３５万円と携帯電話を所持していて、電話の契約は、部屋や水道の契約者と違う別の男性名義だったことなどから、県警は支援者との連絡に使われていたとみて、入手方法や通話記録の解析を進めています。
財津容疑者は周辺住民との接触を避けるように、ひっそりと暮らしていました。アパートの近くに住む女性は、財津容疑者とみられる男にあいさつをした際、黙って会釈を返してくるだけだったといい、女性は「無愛想だったが、悪いことをするような人には見えなかったのに」と驚いていました。
近くの接骨院には約１か月前、財津容疑者に酷似した男が来院。問診票に氏名も住所も書かなかったといい、経営者の男性は「テレビを見て（財津容疑者だと）確信した。健康保険証を出すよう言ったが出さなかったので不審に思っていた」と話していました。
ニュースURL＞＞
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130606/stm13060622180004-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20130611-OYT8T01668.htm
